“BABEL”に寄せて
一つ一つのリフとビートに王者の風格が漂ってる。
たまたまMastodonを聴いた後にこのアルバムを聴いたんだけど、9mmのメロディとサウンドのバランス感覚って世界に一つのスタイルだなあと改めて感心しながら聴いてしまった。
"Everyone is fighting on this stage of lonely”の歌詞が好きになったのでタクローさんにそう伝えたら、「熱血にしたかいがあったよー」とポップな返事。
いくつものギャップが共存していて、どんな枠からもはみ出しているのに、誰が見ても突き抜けてる。
9mmのバンド・サウンドが好きです。
NEWアルバム『BABEL』、今回もド頭から攻めてるなぁ~。そして攻めの姿勢をラストまで緩めない。
このバンドはどこまで上り詰めていくのだろうか?
攻めの姿勢を緩めない所、大好きです!
特に今回は先の読めない曲の展開がスリリングで、そーゆー所も好きです!
そして、今回もA MAN OF THE MICHINOKU(菅原君、中村君)での来仙キャンペーンありがとうございます!
中村君!また地元飲みしましょう!
Date fmアナウンサー兼編成局編成部長 井上崇
メジャーデビュー10周年という年にリリースされる7枚目のアルバムは
いきなりギターのタッピング奏法から幕を開けた。
「バベル」と名付けられたこのアルバムは9mm Parabellum Bulletの持つ
圧倒的な音楽破壊力と切なさと孤高の美学が詰まったアルバム。
今回のコメントを書かせて頂くにあたり、アルバム「Termination」から
聞き直してみた。最初に気づいたのは卓郎くんのボーカリストとしての
凄まじい成長っぷり!声の太さや表現力が全然違う。
「Revolutionary」でバンドとしての変革期を経て、
前作「Waltz on Life Line」ではメンバー全員がそれぞれ作詞、作曲を担当。
新しい9mmのサウンドを聞かせてくれた。
そして、「BABEL」では「円熟味を帯びた初期衝動」と表現すれば良いだろうか?
作り上げたものを壊し、また作っていく9mm Parabellum Bulletの新たなるステージが
ここにある。
FM802 ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-、Chillin’ Sunday
ZIP-FM RADIO SNEAKER’S DJ 落合健太郎
4人それぞれの色を出した前作から約1年。7枚目のアルバムとなる『BABEL』は全曲作詞を菅原卓郎氏(Vo.&G.)、作曲を滝善充氏(G.)が手掛け、彼らの独特な色調を一貫して描いている。あのアグレッシヴなメロディーラインと哀愁ある歌詞と声をここまで堪能できる1枚に仕上げるとは・・・。古くから知っているファンも最近知ったというファンも、更に魅了されるのではないだろうか。
アルバムの冒頭を飾る“ロング・グッドバイ”のイントロから高揚感は避けられない。<別れ>と称した曲には、自分の存在の意味を証明していく、彼らの決意の再表明ともとれるメッセージを感じる。
個人的に、“火の鳥”と“Everyone is fighting on this stage of lonely”は、これぞ9mm Parabellum Bulletと言える演奏力を詰め込んだ曲ではないだろうかと感じた。
昨年の野音で滝が負傷した瞬間を目の当たりにし、滝がライブ活動を休止するとコメントが出されてから一抹の不安を抱えていたが、そんな不安を一瞬にしてかき消すほどのインパクトを与えるアルバムが出来上がった!!
「ロング・グッドバイ」のイントロから雷のようなギターリフを響かせ、それに呼応するかのような畳み掛けるドラムと共に幕を開ける。
続く「Story of Glory」では疾走感のある9mm特有の歌謡メタル調が鳴り響き、「ガラスの街のアリス」で勢いは最高潮に達する。これはもうかっこ良すぎて聴きながらヤバいを連呼しながらニヤついてしまうほどだ。
そして「眠り姫」で曲の流れを変え、「火の鳥」は恐らく今後のライブアンセムになるであろうテンションを持ち合わせ耳に襲いかかる。次の「Everyone is Fighting on this stage of lonely」では疾走感の中に哀愁を含ませたメロディーを漂わせ、数々の表情を見せながら「それから」で一気に爆発を起こす。
全曲新曲という内容を引っ提げ、まるで滝がライブを休止しながら蓄えていた力を一気に解放したような仕上がりをみせた今作は、音楽史に新たなる名盤として名を残すであろう。
再びバンドブームが起きている昨今であるが、彼らほど全ての曲でそれぞれの楽器の音を万遍なく聴かせてくれるバンドは他にないと思う。
以前卓郎がライブで放った「90年後にまた会おうぜ!」をこれからも共に待ち続けていきたい。
9mm Parabellum Bulletメジャーデビュー10周年おめでとうございます。この10年の間にTSUTAYA企画のライブイベントの2回出演してもらいました。「Termination」発売タイミングで、凛として時雨、the telephonesとの3マン。3バンドとも爆発前夜という状況で「殺るか殺られるか」みたいな緊張感が凄まじかった。それに呼応するようにオーディエンスも半狂乱状態。そして昨年「Waltz on Life Line」発売タイミングでavengers in sci-fi、04 Limited Sazabyzとの3マンに久々に出演してもらいましたが、約10年前のギラギラした闘争本能剥き出しの獣というより、その場の空気を掌握する百戦錬磨の軍師のようにどっしりしていた。12年という時間が9mmを極上のバンドに成熟させていた。その「バンドの成熟」を「個人の成長」としてCDに刻んだのが「Waltz on Life Line」としたら、「個人の成長」こそが「バンドの成熟」に繋がっていることを証明した作品が今作「BABEL」だと思う。
「Waltz on Life Line」を経て「9mm Parabellum Bulletとは何なのか?」という自己問答に対し改めて4人が出した答えであり、9mm Parabellum Bulletを皆で改めて抱擁したのが今作。だからこそ“10曲35分59秒”しかない。「これしかない」「これだけでいい」という曲しかない。そこに確信に満ちた自信とバンドとしての確かな成長を感じた。間違いなく傑作。9mmの新しい10年が始まることを高らかに宣言した「BABEL」。多くの人に聴いてもらいたい。
一つ一つのリフとビートに王者の風格が漂ってる。
たまたまMastodonを聴いた後にこのアルバムを聴いたんだけど、9mmのメロディとサウンドのバランス感覚って世界に一つのスタイルだなあと改めて感心しながら聴いてしまった。
"Everyone is fighting on this stage of lonely”の歌詞が好きになったのでタクローさんにそう伝えたら、「熱血にしたかいがあったよー」とポップな返事。
いくつものギャップが共存していて、どんな枠からもはみ出しているのに、誰が見ても突き抜けてる。
9mmのバンド・サウンドが好きです。